レジデントがチェックしておきたい先輩医師のインタビュー

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実際の医療現場でのギャップは?
臨床研修で実際に医療現場にに入り理想と現実にギャップはありましたか?レジデントインタビュー先輩研修医に聞く!Vol.01

今回は、前期(ジュニア)レジデントの松平健吾さんに、臨床研修で実際に医療現場に入り理想と現実にギャップがあったかどうか直撃インタビューに答えていただきました!

インタビュアー まずはじめに医師を目指したきっかけからお聞かせください。
松平 健吾 そもそものきっかけは自分のする仕事が人のためになっていることを実感できる仕事に就きたいと思い、医師を目指すようになりました。。
インタビュアー 現在のプログラムのローテーションを教えていただけますか?
松平 健吾 循環器科3ヶ月、糖尿病・内分泌内科1ヶ月、整形外科1ヶ月、消化器内科2ヶ月、外科2ヶ月、現在は呼吸器科で、次が麻酔科で2ヶ月を過ごして終わります。
インタビュアー 実際の医療現場に入ったことで、想像していた現場とのギャップはありましたか?
松平 健吾 実際に臨床現場で診察するようになって思ったのは、国家試験に合格するために学んだ教科書的な知識と、実際の現場で必要な知識はまったく異なるものだということです。地域医療の砦でもあるこの病院には、学生時代には学ばなかった疾患を抱えた患者さんがたくさんいます。
そのため、より患者さんの立場にたって話を聞くようになったし、抗生剤を初めとする薬剤の違いなど、国家試験には出ない知識が治療には不可欠ですから、日々勉強が欠かせません。自分なりに考え、指導医に教えていただきながら臨床経験を積むことで、医師としての心構えも変わりました。

また、良くも悪くも、新しい研修制度のなかで、研修医を労働力として当てにされていないことでしょうか。
病院の中には研修医がいないと回っていかないシステムになってしまっているところもありますが、研修先の病院はそうではありません。比較的自分の望める形で研修できていると実感しています。
各科で指導してくださるDr.は部長級の先生や一番若手の先生と色々ですが、それぞれの先生の考えでどういうことを研修するか決めていただいています。

インタビュアー 研修(初期臨床研修)で、良かった点と悪い点は何ですか?
松平 健吾 一番いいと思っていることは、当直に入って最初に自分で患者さんを診ることができることです。
困った場合には必ず上の先生がおられるのでバックアップ体制はしっかりしています。
けれど救急患者さんの数が多い!患者さんが多いときはしんどいと思いますが、逆に患者さんが少なくて暇な当直よりは、多くて困っているほうが自分の力にもなります。

研修は予想したよりもはるかに恵まれています。この病院の良いところでもあり、悪いところでもありますが、先生方の人数がそれ程多くありませんので、先生に声をかけてもらいやすいです。もっとたくさんのスタッフがいれば上の立場の先生から声をかけられることも少ないと思いますが、部長先生、医長先生から直接学ぶことも多く、すごく勉強になります。また、非常に実践的で、患者に偏りが少なく、多くの症例に触れる事ができたのは有意義な経験でした。本人のやる気があればどんどん手技的なことを経験させてもらえるのも恵まれていたのだと思います。またこの研修先の特徴として大学で行なうような雑用と呼ばれる物が少なくその分を他に廻せたのもよかったですね。

悪い点というか自分が研修を行なう上で悩んだ点は、研修医の人数が少ない為に同期に相談というのができなかったのと、症例が多く学問的に厳密な対応ができずルーチンの対応となってしまう事があり今後自分の中での課題にもなりました。あと科によってはマンパワーが足りていないのと病院自体の研修システムが未完成であったため当然自分のやり方次第で解決できた点もありますが、長所の裏返しであったり現状では止むを得ない点もありました。

先輩医師に言われた言葉ですが「本人の気持ち次第でどこでも何かは学べるし、深めることができる」というのが印象に残っています。
インタビュアー 臨床研修病院を選ぶ際のアドバイスをお願いします。
松平 健吾 何よりも重要なのは、「初期研修での到達度は自分次第であり、自分が積極的に研修できる場があるかどうか」だと思います。研修プログラムももちろん重要ですが、それぞれどの病院も研修病院として一長一短があるので、自分の個性を出せる雰囲気があることも選ぶ際に大切になってくるのではないでしょうか。
インタビュアー 臨床研修制度について、ご意見をお願いします。
松平 健吾 臨床研修制度では多くの科を短期間でローテーションすることになります。ともすれば、何も得られないまま過ぎ去ってしまうことにもなりかねないと思います。
短期間しか研修できない科ほど、将来の専門性も考慮して事前に獲得目標を立て、開始後にしっかり振り返りを行うことが重要であると考えています。

プロフィール

松平 健吾
KENGO MATSUDAIRA
前期レジデント(2010年時点)
医師ってある意味体力勝負の世界だったりします。健康でなければ、患者さんを診ることも出来ませんし!
なので休みの日は身体を動かす様にしています。医師としての必要な体力を備える為にも休みの日は運動をする事を心がけています。