レジデントがチェックしておきたい先輩医師のインタビュー

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ズバリ!?教えて!
新米研修医の心構えを伝授!
新米研修医に向けて、心構えや注意点など指導医の目線から伝授!

今回は、市中病院勤務の林田医師に、様々な診療科や病院形態があるなかでどの段階で進路を決めたのか?
またそのきっかけやキメテを直撃インタビューしました!

インタビュアー まずは先生の研修医時代のお話を聞かせてください。
高梨 亮太 専攻する診療科の医局での研修でした。当時は1年目は大学病院で、2年目は関連病院で、そして3年目以降はどうなるか分からないといった研修パターンで1年目の半年間は上の先生方に教えていただけるのですが、その後は一人で当直をしないといけません。循環器に関する救急も診ていましたし、外来や夜中の救急対応もやっていましたが、早く一人前になりたいという一心でしたね。今はカテーテルにしても、「こう持ちなさい」などと細かく指導しますが、その頃は手取り足取りといった指導は無く、先輩や先生方のする処置や技術を見て覚えろといった感じでした。自分がやる前に、多くの見る経験を積まないといけません。必死でしたが、今の研修医よりもかえって早く成長できる環境だったと思います。
インタビュアー では循環器内科を選ばれたのはどうしてですか?また、そのきっかけなどをお聞かせ下さい。
高梨 亮太 大学の実習時の経験や病院のシステムの観察から、人が倒れたときにすぐに前面に出て行き、そのとき最も役に立つ診療科なのではないかと考えたのがきっかけですね。
病院のシステムとして、神経ですと、まずは脳神経外科が出て行って、次に控えているのが神経内科です。
心臓はまず循環器内科が診て、次が心臓血管外科なんです。
疾患自体に興味もありましたし、循環器内科を選んで良かったと思っています。
1980年代後半から90年代にかけて、循環器内科の診療は劇的に変わりました。
当時では最先端だった治療が、今は卒後数年の医師が簡単に行えるようになっていますが丁度変換時だったのだと思います。患者さんが多い科ですので、マーケットも大きく、多くの企業が機器を積極的に開発していったんですね。また、以前は心臓外科が花形的存在でしたが、今はカテーテルが主流になりましたし、そういう変わり目の時代だったからこそ循環器診療を選びそこにに携われたことは幸せでした。
インタビュアー 指導するお立場として心がけていらっしゃることは?
高梨 亮太 1から10まで教えてしまうと、「こうしなさい」と言ったことはできますが、自分の力で考え、解決していける能力を身に付けてほしいと思っています。未知のことに消極的ではなく積極的に関わることが出来る考える医師になってほしいと思っていますので、予測できないようなケース、困ったケースや難しいケースに追い込まれたときに解決できる医師に育っていけるような指導を心がけています。
インタビュアー 研修医に対して、「これだけは言いたい」と思っていることは?
高梨 亮太 研修医がやる気次第で飛躍的に伸びていくでしょう。同じ研修プログラムでも、研修医のやる気があれば得られる力も変わってくるはずです。 「常に向上心を持って、レスポンスよく仕事をしなさい」ということですね。「何々をしなさい、考えなさい」と言ったときに、すぐにレスポンスを返してもらうと、指導医にも教える意欲が出てきます。
インタビュアー 現在の臨床研修制度について、ご意見をお願いします。
高梨 亮太 良い面と悪い面の2つの面ががあります。
良い面としては医師免許を持った上で医療の現場に介入できるところです。
私たちの時代には医学生のときに各科を回りましたが、医師免許がなく、見学主体の実習をしたにすぎなかったので、専門に進む前に医師免許を持ち、各科をローテートできる現在の研修ですと、総合内科医やジェネラリストとしての力をつける良いチャンスになるでしょう。

また、将来の進路、専門の診療科を決めるのにはよいチャンスになると思います。
ただ、あまりに多くの診療科を1カ月程度の期間で回ってしまいますと、まるで目次のようにガイダンス的に終わってしまい、無駄も多くなります。一つの診療科で3カ月ですと、説明を受け、見学をしたうえで、研修医の適性を見て、「これをしてみますか、あれもしてみますか?」という提案ができますので、密度の高い研修になります。

プロフィール

林田医師
Dr.HAYASHIDA
市中病院勤務 38歳
しっかり休暇を取ることですね。全力で仕事をした後は、心と体をしっかりとリフレッシュさせること。とはいっても、患者さんに迷惑はかけられませんからなかなか思うように時間は取れませんが・・・
実は近々、久しぶりに休暇を取って旅行に行ってきます。景色の良い南の島で、思う存分スポーツを楽しんでくる予定です。そしてまた帰ってきたら、全力で仕事に取り組むというように、医療以外の生活を楽しむ余裕も必要ですね。